2015年11月20日金曜日

半そで半ズボン 小学5年生『生活ノート』より

 
今日、先生が体育をつぶしてお話をしました。

そのとき「今、半そで半ズボンになりなさい」といわれました。
 
わたしは、先生には失礼だけど、
 
「先生自身は、長そで長ズボンなのに」
 
と思いました。
 
先生、本当のことを書いたんです。おこらないで下さいね。
詩集『金魚』より
 

2015年11月10日火曜日

ロン・フラー作 Automata"Sheep Shearing Man"(羊の毛刈りの男)


英国ロンドンのオートマタ作家集団Cabaret Mechanical Theatre(キャバレー・メカニカル・シアター)創設者のひとりであるRon Fuller(ロン・フラー氏)が1991年に制作したオートマタ

"Sheep Shearing Man"(羊の毛刈りの男)
 
見方、価値観が 顛倒 (〘仏〙煩悩のために誤った考えやあり方をすること)しています。
 

自然とわたし。動物とわたし。植物とわたし。地球とわたし・・・
 

当たり前にしてる事は、本当に当たり前のことなのだろうか?
支配する者、支配されるものになっていないだろうか?

ある先生から「種を蒔くなら3つ蒔け」ということわざがあると教えて頂きました。

多く収穫するためでもなく、より良い苗を育てるためでなく

3つの種は
一つは、ほとけさま、ご先祖へ
一つは、育み育てた大地、太陽へ(また、生き物へ)
最後のひとつを、我々が頂く。

ひとつでも欠けたら育たず、我々のいのちのいとなみも、大地、太陽、空気、いろいろないのち、また、人々の手により頂いたいのちを頂いているのだと・・・
顛倒 した羊と毛刈りの男から、当たり前の事として見る危うさに対し、違う観点から物事を見、考える眼差しを頂いているように思えます。



 
念仏は行者のために、非行非善なり。
わがはからいにて行ずるにあらざれば、非行という。
わがはからいにてつくる善にもあらざれば、非善という。
ひとえに他力にして、自力をはなれたるゆえに、行者のためには非行非善なりと云々
『歎異抄』 第八章より
Cabaret Mechanical Theatre - Travelling Show